2017.11.29 「第18回 文科省採択事業 内部障害研修 」

2017.11.29 第18回 文科省採択事業 内部障害研修 

 

いつもお世話になっております。 
11月29日水曜日、「内部障害研修」が本社研修室で行われました。

講師は、早稲田大学スポーツ科学学術院の岡浩一朗先生です。
今回は、東京開催で、行動科学分野の『疾患と身体活動-座りすぎ問題に着目して-』を学習しました。

 

主な内容は、座位時間・座位行動パターンが健康にもたらす影響、就労者の座位行動です。社会的に注目され始めている「座りすぎ」に関し、多くの研究結果を元に教えて頂きました。

 

生活様式の劇的な変化により、多くの人が1日の覚醒時間の2/3近くは座位または臥位で生活しているそうですが、総座位時間が長いと総死亡、がん死亡のリスクが高くなるそうです。また、座位ですることが多いテレビ視聴の時間が1日4時間以上となることで、総死亡、冠動脈疾患、脳血管疾患、がん、糖尿病のリスクが高くなることがわかっているそうです。さらには,歩行速度、認知機能の低下を予測するデータも出てきているそうです。これらのリスクが高くなるのは、長時間の座位行動により、血流量や下肢の筋活動が低下するためだそうです。

 

また、興味深いことに、長時間連続した座位行動が多い人ほどリスクが高くなる、つまり、総座位時間は同じでも、座位行動を頻繁に中断する人としない人では健康アウトカムへの影響が異なる可能性が示唆されているそうです。

では、座りすぎによるリスクを低減させるためにはどうしたらいいのでしょうか?不活動群では1日1時間、座位行動を身体活動に置き換えることで、総死亡リスクを低減できる可能性があるそうです。

以上のような研究を踏まえ、イギリスやオーストラリアなどでは身体活動指針の中で、長時間にわたる座位時間をできるだけ少なくするべきであるということが示されているということでした。

 

また、労働時間の延長、仕事形態の変化でデスクワークが増加したことにより、就労者の座位時間が増加していることが問題となっているそうです。就労中の長時間の座位行動は、総死亡だけではなく、生産性やワークエンゲイジメントにも関連しているそうです。そのため、昇降デスクを利用するなどの就労中の座位時間を減らす取り組みを始めている企業があるそうです。

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